ステンドグラス・スタジオ グラス・ワン

先日よりオーダーメイドパネ
ルの制作過程を掲載して来
ましたが本日やっと無事に
納品が終わりました♪

☆経緯☆
今回のご依頼内容は今まで
住んでいた家を建て替える
のでドアに嵌めてあった八角
形のステンドグラスを大きい
サイズに作り変えると言うご
依頼内容です。

元々あったヨットのステンドグ
ラスを生かし大きいサイズに
変更し作り変える為先ずはデ
ザインの打ち合わせからです。

良い作品を作るには先ずは
お客様とじっくりお話をして話
の中からヒントを見つけて求
めている物を見極めイメージ
して具現化して行きます♪

後日、数種類のパターンのデ　
ザインをご提案し再度打ち合
わせします。

デザインが決定後制作に入り
ます。

大きさとデザイン等によります
が今回はお客様がお急ぎでし
たので納期を１ケ月頂き早急に

制作しました。

デザインも大事ですが同じく強
度も重要です。

デザインだけ考えて強度計算
していないとステンドグラスは

割れてしまったり歪んでしまい
ます。

今回は縦が約1100mmありま
すので補強棒をあてがい強度
の都合上数か所デザインを変
更しました。

一番負荷が掛かる場所に力を
分散しデザインに支障が無い
ように描き変えました。

太陽光を帯びたアンティークガ
ラスは何とも言えない味わいが
あります。

お客様が大変喜んで頂き苦労
が報われた瞬間です。


今回の作品を振り返って・・・

先人のステンドグラス作家が作
ったヨットのステンドグラスを自
分がサイズを変えリメイク（既存
の作品を生かし作り変える）と言
うお仕事を頂きとても感慨深い
物を感じながら制作致しました。

このヨットの作家さんは帆の部分
にこの色のこの質感のガラスを
選択し・・・

波のガラスをこのガラスにして・・・

バック（背景）はこのガラスにした。

その真意を想像し。

ヨットの作者と自分とのデザインの
融合を経て今回の作品となりまし
た。

作品造りの大切さとたった一本の
線がデザインを左右すると言う原
点に戻り心をこめて作り続けて行
きたいと思います♪