温泉に行ったからといって、長湯しすぎや回数入りすぎは禁物。自分の体調を考えながらの適度な入浴が身体にとっては大切です。

■入浴のタイミング

• 飲酒直後の入浴は危険です。
• 貧血状態を招きやすい空腹時の入浴は避けます。
• 消化不良を招きやすい食事直後の入浴も避けます。
• 運動後や長旅の後なら、入浴前に30〜60分の休憩をとります。

■入浴前に

• かけ湯、かぶり湯をして身体をお湯に慣らします。かけ湯は下肢から上肢、最後に頭から湯をかぶります。

■入浴後は

• 温泉成分の肌への浸透を妨げないために、入浴後は肌に付いた湯を洗い流さず、軽く拭く程度にします。逆に湯ただれを起こしやすい人は各泉質も考慮して洗い流します。
• 入浴は思っているより体力を消費します。浴後は水分を十分にとって、30分以上休憩しましょう。

■入浴回数は？

健康な人で1日2回〜3回、体力が落ちている人、高齢者、乳幼児等は1日1回〜2回を目安にしましょう。

■入浴時間は？

入浴は我慢大会ではありません。熱めの湯なら10分、ぬるめの湯なら20分〜30分、額がほんのり汗ばむ程度を目安にしましょう。長湯好きの人は、半身浴したり、途中足だけお湯につけたり、身体を洗って休憩しながら入浴するといいでしょう。水分の補給も忘れずに。くれぐれも浴室で倒れることがないように。恥ずかしいですしね。