お知らせ
修行と言う「味」
8月、特に昨日、今日は忙しく疲労困憊である
昔取った杵柄じゃないが
料理は何の問題も無いが、身体が悲鳴を上げる。
昨夜の最初のお客様、私より7歳先輩で
昭和15年生まれ85歳
確かな舌の持ち主で会話が弾む・・・
終戦時の横浜ニューグランド系のコック料理など
お客様から「まだまだ貴方なら10年遣れる」と
「気合い」を頂き感動
同時に当時の味を後継するコックが少なくなり
今の時代での「ハングリーな職人」は無用の時代
大多数の料理人が生活安定型のサラリーマン・コックにて
本来の美味しい味が消える事を嘆いていた。
今現在は職人仕事の本来の味を追求すれば
生活が成り立たない時
正に江戸時代の貧乏長屋の職人である
料理に於ける戦後の良き時代の味と
今現在の味との違いは
当時のレシピにてすべてを仕込んで
お客様は大満足しても
私自身、当時の味の60%である。
お客様がお帰り時
レジ前にある「私の修行中の写真に」誰もが感動し
貴方の修行「昔は当たり前でも、今は異常」と言う
修行の味が食べられた・・・
「有り難う」と言って頂く