お知らせ
一人仕事職人
夕方、六十年前に
一緒に働いた後輩から電話を頂いた
歳はたいして変わらない後輩である。
当時の人で話題になった人は
私より年下で中卒の先輩
お国は東北の方だったと記憶する。
この先輩から思い知った事は
本物の職人は「手が早い」という事が一番である事で
何をやっても勝てない先輩であった。
一つの作業を早く終わらすには
「無駄を省く知恵」と
「次の作業を予測するという知恵」が
寛容という事を
思い知った先輩である。
今の「一人職人の店・覺瑛」の原点でもある
「一人でも出来る、所詮職人は一人仕事」と言う
銭金でない貴重な体験を基に
「自身の才智」で乗り切る日々であるが
これも日々楽しい「一人仕事職人」である。
六十年過ぎた今現在でも
私には「○○さん」
後輩には「○○君」が通じる職人道が不思議である